極上御曹司はウブな彼女を独占愛で堕としたい

さっきとは比べられない程濃厚なキスにクラクラする。
「叶が火を点けたんだ。もう、止められない」
唇が合わさったままそう言われ、間近にあるその瞳は色香を漂わせ私を見つめる。
「止めないで…流星さん…」
「ったく…いつの間にそんな顔するようになったんだ…」
眉根を寄せた流星さんはそんなことを呟いてキスをした。
その唇にうっとりと酔いしれて何も考えられなくなった。力が抜けて開いた口から熱い舌が入り込んでくる。
キスのなんたるかを知らなかった私は驚いて、でもその舌が私の舌を捉え絡まると気持ちよくて身体の芯から疼くものを感じ胸がドキドキと高鳴った。
いつの間にかワンピースの背中のファスナーが開けられ背中に熱い手が触れてぴくんと身体が跳ねた。ゆっくりと横たえられ、私を跨ぎ上着を脱ぎ捨てた流星さんは髪を掻き上げ私を見降ろす。欲情を湛えたその表情に得も言われぬ高揚感が私の中に生まれた。