Ⓒランページ




キミが瞼を閉じたのを感じ取った僕は読んでいた本を閉じ、足を組み直し、顎に拳を乗せ、目を閉じた。


そして意識を集中させる。自分でかけたロックを一つずつ解除し、キミの脳内へと入り込む。


そしてキミの脳内へ入り込んだ時から作っておいた肘掛けの付いた籐椅子に座り、そこでも足を組んで、これまた作っておいたパソコンに電源を入れる。


ボーッと液晶が浮かび上がったのを確認し、またこれも作っておいた冷蔵庫から瓶コーラを取り出し、瓶の蓋を机の角で開け、一口飲んだ。


瓶コーラをテーブルに置くと、瓶の蓋がカランと音を立てた。煩わしいその蓋を作っておいたゴミ箱に投げ入れると、コードを打ち込む。


これで今夜もキミの脳内を自在に操ることができるようになった。



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