総長さま、溺愛中につき。①〜転校先は、最強男子だらけ〜
まあ、私には関係ない話だよね。
その時はとくに気に留めず、走って寮に帰った。
家に帰って、真っ先に寝室へ向かう。
ゆっくりと部屋の中に入ると、ベッドに横になっている会長さんの姿が。
眠っていたわけではないようで、すぐに視線が向けられた。
「体調、大丈夫どうですか?」
「……平気」
ぽつりとそれだけを答えた会長さんの顔色は、血色もよく昨日のようにしんどそうには見えない。
ただ、病み上がりだからか、ぼうっとしているように見えた。
「熱は測りましたか?」
「測ってないけど……もういける」
「念のため測っておきましょう!」
そう言って体温計を渡すと、おとなしく受け取り測ってくれた。