総長さま、溺愛中につき。①〜転校先は、最強男子だらけ〜

 飲料水やタオルなど、必要なものを用意したあと、夕食を作るためキッチンへと移った。

 消化に悪いものや化学調味料は入れず、出汁から取ったうどんを作る。

 少しでもお腹が膨れるようにと、卵とじのうどんにした。

 よし、完成っ。

 お盆に器を乗せて、部屋に持っていく。



「お待たせしました」と中に入ると、会長さんは珍しいものを見るようにじっとお皿を見ていた。



 さすがにベッドでは食べにくいだろうと、近くのテーブルに置く。



「どうぞ」



 会長さんはベッドから下りて、お皿の前に座った。

 すごく凝視してるっ……。

 うどんなんて、珍しくないのに……。

 そういえば、おかゆを作った時もこんな反応だったな……。



「あの、どうしたんですか?」



 不思議に思って聞いてみると、会長さんはうどんを見つめたまま口を開いた。

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