きっとシンデレラじゃない
車の中、揺られながら外を見ていた。

まるで夢の中みたいだ、クビになったその日に仕事が見つかるなんて…


『優さん、着きましたよ。』

「うわ、」

こんな豪邸、漫画でしか見たことない。

『優さんの部屋は僕の隣ですよ、専属なので。』

部屋に通され驚く。

広すぎるし、キレイ過ぎる。

僕には、もったいないくらいだ…

僕は、騎士さんに何がしてあげれるんだろうか。

『優さん、今日1つだけお願い出来ますか?』

「何ですか?僕に出来ることであれば。」

じっと、見つめられる。

後ろにいた執事さんから、洗面具が渡された。




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