極上パイロットが愛妻にご所望です
「昨日のキスのせいで、全然眠れなかったんですよっ。睡眠時間ゼロです」
「ってことは、早番だったし、眠いだろう? そういえば目がトロンとしている」
桜宮さんの指先が私の目元に伸びて、そっと撫でる。
「寝てもいいよ。明日も早番だろ? 体調が悪くなったら大変だ」
「お客さまがいるのに、寝られませんっ」
そう言うと、桜宮さんは形のいい眉の片方を上げる。
「お客さま? 俺はお客さまじゃない。砂羽の恋人だ。だから素の部分もさらけ出してほしい。ダメなときはちゃんと言ってほしい」
「桜宮さん……」
「ほら、ベッドに上がって。砂羽が寝ても襲わないって約束するし、ここはオートロック?」
コクッと頷く私を見て、彼は先を続ける。
「時間になったら行くから。気にしないで寝ろよ」
「む、無理です」
もう一度頭を左右に振る私に、桜宮さんの口元がキュッと引きしめられる。
「仕方ないな」
「えっ?」
突として立ち上がった桜宮さんは私の手を掴んで引っ張って立たせる。それからベッドに座らせ、強引に横にさせられてしまった。
「あっ!」
私を横にさせた彼は再び同じ位置に座った。違うのはベッドに右肘を置き、私の方を見ていること。
「目を閉じて」
「桜宮さん……」
彼は左手で私の手を握る。
「ってことは、早番だったし、眠いだろう? そういえば目がトロンとしている」
桜宮さんの指先が私の目元に伸びて、そっと撫でる。
「寝てもいいよ。明日も早番だろ? 体調が悪くなったら大変だ」
「お客さまがいるのに、寝られませんっ」
そう言うと、桜宮さんは形のいい眉の片方を上げる。
「お客さま? 俺はお客さまじゃない。砂羽の恋人だ。だから素の部分もさらけ出してほしい。ダメなときはちゃんと言ってほしい」
「桜宮さん……」
「ほら、ベッドに上がって。砂羽が寝ても襲わないって約束するし、ここはオートロック?」
コクッと頷く私を見て、彼は先を続ける。
「時間になったら行くから。気にしないで寝ろよ」
「む、無理です」
もう一度頭を左右に振る私に、桜宮さんの口元がキュッと引きしめられる。
「仕方ないな」
「えっ?」
突として立ち上がった桜宮さんは私の手を掴んで引っ張って立たせる。それからベッドに座らせ、強引に横にさせられてしまった。
「あっ!」
私を横にさせた彼は再び同じ位置に座った。違うのはベッドに右肘を置き、私の方を見ていること。
「目を閉じて」
「桜宮さん……」
彼は左手で私の手を握る。