極上パイロットが愛妻にご所望です
平尾さんとは久美のこと。現在は城田久美になっているけど、職場では書類や備品類の変更が面倒で、苗字を変えないと彼女は話していた。
「CAは小学生の頃からの夢だったけど、身長……こればかりはどうにもならず……。それで、GSに。AANも受けるつもりでちゃんと準備していたけれど、当日高熱であえなく断念」
就職先としてはやはり国内最大手のAANが第一希望だった。第一次の筆記試験、面接が高熱で叶わず、つらくて落ち込んだことを思い出した。
「でも……もう八ヵ月前になります。久美からAANがGSを募集しているって教えてもらって転職を」
「平尾さんに感謝だな。うちへ来なければ砂羽に会えなかった」
桜宮さんは優しい笑みを浮かべ、私の頬をそっと撫でた。彼の目が私の喉元へ移動し、思い出したように立ち上がる。
「ちょっと待ってて」
彼はどこかへ消え、すぐに戻ってきた。ゴールドのリボンがかかったロイヤルブルーのきらきら光る包装紙に包まれた小さな箱を手にして。
「はい。お土産」
隣に座った桜宮さんは小さな箱を私の手のひらにポンと置く。お土産を用意してくれたなんて思ってもみなかった。
「CAは小学生の頃からの夢だったけど、身長……こればかりはどうにもならず……。それで、GSに。AANも受けるつもりでちゃんと準備していたけれど、当日高熱であえなく断念」
就職先としてはやはり国内最大手のAANが第一希望だった。第一次の筆記試験、面接が高熱で叶わず、つらくて落ち込んだことを思い出した。
「でも……もう八ヵ月前になります。久美からAANがGSを募集しているって教えてもらって転職を」
「平尾さんに感謝だな。うちへ来なければ砂羽に会えなかった」
桜宮さんは優しい笑みを浮かべ、私の頬をそっと撫でた。彼の目が私の喉元へ移動し、思い出したように立ち上がる。
「ちょっと待ってて」
彼はどこかへ消え、すぐに戻ってきた。ゴールドのリボンがかかったロイヤルブルーのきらきら光る包装紙に包まれた小さな箱を手にして。
「はい。お土産」
隣に座った桜宮さんは小さな箱を私の手のひらにポンと置く。お土産を用意してくれたなんて思ってもみなかった。