雨のリフレイン
「六平まこと、です」
相手が声を発した瞬間、翔太はハッとなる。
声を聞くまで、相手が女性だと認識していなかったのだ。
髪型はベリーショート。背は高く、170センチ近くあるだろう。スーツを着こなすその体型は女性らしい凹凸や丸みに乏しい。化粧っ気のない顔は中性的で、切れ長で大きな目がこちらを見ていた。
外見は、いかにも仕事が出来そうだ。いくつかの質問にも的確に答え、おそらくは性格も見た目通り男勝りでサバサバしているに違いない。
翔太の好きなタイプと真逆。彼女なら、近くに置いても恋愛トラブルは起きないだろう。
恋愛は遊びだと思っている翔太には、女性トラブルがいつもついて回るからだ。
会社経営に関しては、幼い頃から英才教育を受け、先を読む力に非常に長けている拓人。
だが、彼はやはりまだ高校生。とかく男女の恋愛においては思い通りにいかないもので、読みが足りなかったことを、この数年後に痛感する。
まさか、この出会いが翔太にとって人生を変える出会いになるとは。
この時の本人達は、まだ、知らない。
終
相手が声を発した瞬間、翔太はハッとなる。
声を聞くまで、相手が女性だと認識していなかったのだ。
髪型はベリーショート。背は高く、170センチ近くあるだろう。スーツを着こなすその体型は女性らしい凹凸や丸みに乏しい。化粧っ気のない顔は中性的で、切れ長で大きな目がこちらを見ていた。
外見は、いかにも仕事が出来そうだ。いくつかの質問にも的確に答え、おそらくは性格も見た目通り男勝りでサバサバしているに違いない。
翔太の好きなタイプと真逆。彼女なら、近くに置いても恋愛トラブルは起きないだろう。
恋愛は遊びだと思っている翔太には、女性トラブルがいつもついて回るからだ。
会社経営に関しては、幼い頃から英才教育を受け、先を読む力に非常に長けている拓人。
だが、彼はやはりまだ高校生。とかく男女の恋愛においては思い通りにいかないもので、読みが足りなかったことを、この数年後に痛感する。
まさか、この出会いが翔太にとって人生を変える出会いになるとは。
この時の本人達は、まだ、知らない。
終


