雨のリフレイン
「だろ?
だから、今はなるべくそっとしておいてくれ。
一度タガが外れれば、もう、無理だから。
たぶん、止まらない」


ふわりと抱き上げた柊子の身体は、柔らかくあたたかい。

翔太のいうとおりだ。

この温もりに癒される。
どんなに辛くても、柊子がいれば頑張れる。
柊子の笑顔が見れるなら、側にいてくれるなら。


「お前、洸平、なんて顔をするんだよー。
長い付き合いだけどさぁ、そんな優しい甘い顔見たのは初めてだ。
へぇ。
やっぱ、べた惚れじゃないか」


翔太に冷やかされ、水上は少しムッとした顔を浮かべつつ、柊子をベッドへと運び、寝かせてからリビングへと戻ってきた。


< 93 / 302 >

この作品をシェア

pagetop