恋叶うオフィス
ケーキを半分食べてから聞く里香の質問に、武藤は何に動揺したのか分からないけど、私と里香を交互に見た。
私も気になっていたことだ。連絡なしで突然ケーキを届けに来た理由を知りたい。
「あー、渡瀬に話したいことがあって、そのついでにケーキを買ってきた」
「柚希に話したいこと? ああ、それじゃあ、私は邪魔よね」
「いや、そんなことはないから、ゆっくり食べてよ」
里香が慌てて食べ出したから、武藤が止めるように言う。食べる手を止めた里香は、武藤を訝しげに見る。
里香が何を言おうとしてるのか不安になり、私は「里香」と呼んだ。里香は私を見てから、口を開く。
「武藤くん、柚希を振り回すのはやめてね」
「ちょっ、里香!」
私の制止に里香は肩を竦めた。それから、最後のひと口を放り込んで、食べ終えた皿を持って立つ。
「彼が来る頃だから、私は帰るね。人形焼きはふたりで食べて。ふたりとも言いたいことはちゃんと言ったほうがいいよ。後悔しないようにね」
里香の言葉に私と武藤は思わず目を見合わせたが、すぐお互いに逸らした。里香はそんな私たちを笑った。
私も気になっていたことだ。連絡なしで突然ケーキを届けに来た理由を知りたい。
「あー、渡瀬に話したいことがあって、そのついでにケーキを買ってきた」
「柚希に話したいこと? ああ、それじゃあ、私は邪魔よね」
「いや、そんなことはないから、ゆっくり食べてよ」
里香が慌てて食べ出したから、武藤が止めるように言う。食べる手を止めた里香は、武藤を訝しげに見る。
里香が何を言おうとしてるのか不安になり、私は「里香」と呼んだ。里香は私を見てから、口を開く。
「武藤くん、柚希を振り回すのはやめてね」
「ちょっ、里香!」
私の制止に里香は肩を竦めた。それから、最後のひと口を放り込んで、食べ終えた皿を持って立つ。
「彼が来る頃だから、私は帰るね。人形焼きはふたりで食べて。ふたりとも言いたいことはちゃんと言ったほうがいいよ。後悔しないようにね」
里香の言葉に私と武藤は思わず目を見合わせたが、すぐお互いに逸らした。里香はそんな私たちを笑った。