*続*不機嫌な彼と恋のマジックドライビング
「はぁ」
今日何度目のため息だろう。
「片瀬さん…今すぐ削除してください」
「するわけないだろ」
「…明莉には見せないでくださいね」
言っても無駄なことはわかっているが、浜谷を振り払いながら片瀬さんを睨み付けた。
「明莉?
明莉って誰ですか?香田さん」
すっかりできあがってしまった浜谷がとろんとした目で俺を見た。
「俺の奥さん。
結婚してんの俺。だからあんまりベタベタするな」
「えっ…」
目を見開き固まった浜谷に片瀬さんはとんでもないことを吹き込んだ。
今日何度目のため息だろう。
「片瀬さん…今すぐ削除してください」
「するわけないだろ」
「…明莉には見せないでくださいね」
言っても無駄なことはわかっているが、浜谷を振り払いながら片瀬さんを睨み付けた。
「明莉?
明莉って誰ですか?香田さん」
すっかりできあがってしまった浜谷がとろんとした目で俺を見た。
「俺の奥さん。
結婚してんの俺。だからあんまりベタベタするな」
「えっ…」
目を見開き固まった浜谷に片瀬さんはとんでもないことを吹き込んだ。