*続*不機嫌な彼と恋のマジックドライビング
私が頬を染めながら作業している蓮司を見つめている…。

あぁ、私ってあんな顔をしていつも蓮司を目でおってたんだ…。

大好きでまさか付き合えるなんて思ってなくて…。

告白された時、ものすごく嬉しかった。

プロポーズされた時も…。

嬉しくて泣き出した私に、蓮司は困って狼狽えて。

二人で過ごした一年の出来事が次々と頭に浮かんだ。

私たちが手を繋ぎ歩く姿。

蓮司がやきもちを妬いて背後から不機嫌になりながら私を抱き締めている姿。

彼が想い、好きなのは紛れもなく私だ。

朝陽さんじゃない。

最後に映し出された蓮司は、真っ赤な顔をして酔っぱらっていた。

たぶん、それは会社の忘年会。

『あぁっ!片瀬さん、何ムービーで俺のこと写してるんっすか!

すぐ削除してくださいよ!』

それは唯一音声付きの映像。

クリスマスデートで私を家に泊めることをみんなからからかわれていた。

『いーじゃないですかっ!
クリスマスなんだから。

俺、明莉が大好きなんです。
こんなに大好きで大事にしたいこに出会えたのはじめてなんですよ!

ずっと、ずーっと離しませんよ俺は!!

絶対に結婚して一生離すつもりないからみんなとっとと明莉のことは諦めろ!

明莉は俺のもんだー!!

明莉と過ごすクリスマスは一生俺のもんだからな!』

最後に二人で仲良く笑う映像に、再び私の目からは涙が溢れて止まらなかった。
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