*続*不機嫌な彼と恋のマジックドライビング
そのあとの披露宴は、颯馬さんの素敵なケーキに会場から歓声が上がり、私たちは仲良くケーキカットをした。

菜摘や片瀬さんのスピーチに心を熱くして…竹内さんたちの余興に…蓮司は予想どうり隣で固まっていた。

「なんだよこれっ!!

竹内ーっ!!」

真っ赤になりながら激怒する蓮司に、竹内さんたちメカニックの面々は俺たちじゃないと首を降りみんなで片瀬さんを指差した。

片瀬さんは、腕を組んでいつものように意地悪く笑い

「俺の結婚式で俺の八年間のピュアな純愛生活を暴露したお返しだ。
ザマーミロ」

と鼻で笑い、蓮司は恥ずかしさから耳まで赤くして、大きな手で覆い隠した手では隠しきれずに見えている照れた顔を式場のカメラマンがしっかりとカメラにおさめていた。
< 203 / 211 >

この作品をシェア

pagetop