彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
(・・・瑠華さん、吉田さんとはどういう関係なんだろう・・・)
連れの女の子を、『僕』に紹介することなく、どこか隠すようにして、連れて行ってしまった。
『私』と同じ委員会の同級生と、瑠華さんの関係って何??
(吉田さんから、瑠華さんのことは聞いてないのよねー・・・)
交流を再開したばかりだから、仕方ないかもしれないけど・・・
(瑠華さんについては、これから吉田さんが、『私』に話してくれるかもしれない。)
それまで待とう。
(今は、私が菅原凛だと気づかれなかったことを喜ばなくっちゃね・・・?)
「凛。」
「はい?」
そんなことを考えていたら、好きな人が私の名を呼んだ。
それでモヤモヤした気分が吹っ飛び、胸がキュンキュンする。
「なんでしょう~瑞希お兄ちゃーん!?」
「ど・こ・で!あんなセクシー美女のお姉さんと出会ったんだ・・・!?」
「え!?」
甘い気持ちで返事をしたら、全く甘くない顔で聞き返される。
「お・・・怒ってる!?」
「怒ってねぇー!つーか、あんなセクシー美女とは聞いてないぞ・・・!?」
「え!?そんな!?」
(そうだっけ!?どうだっけ!?)
瑠華さんのこと、瑞希お兄ちゃんに話してなかったっけ!?
報告・連絡・相談の『ほうれんそう』、忘れちゃってる!?
そんな気持ちで思い返すが、瑞希お兄ちゃんのセクシー美女ぶりしか思い出せない。
(ダメだ!!セクシー美女=瑞希お兄ちゃん探偵バージョンしか思い出せないよ・・・!!)
〔★気になる方は、彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)をご覧ください★〕