彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)



「面倒といいますか・・・『闘邪駆鬼(とうじゃくき)』は、今まで他県にまで遠征してきたことがないので、気になるんです。」

「頭の名前は、『かみしろりゅうじ』って言ったな?どんな奴だ?」

「は、はい!まぁ・・・漢気十分で、上に立つには申し分なく、下の者にも慕われてる筋の通った男だと聞いてます。」

「筋の通った男が、俺らの縄張りに来てんのか?」

「はい!だから、引っ掛かりまして――――!」

「じゃあ、観光だな。」

「なんでそうなるんですかっ!?」

「筋は通すんだろう?」

「そうですが!埼玉1と言われている最強男が、全国1を、その座にいる龍星軍を倒そうと野心を抱かないとは言いきれませんよ!?」

「例えば?」

「は!?」

「今まで戦ってきた奴らで言えば、どのタイプだよ?可児と長政以外、筋を通した敵なんていなかったぞ?」

「っ!?い、いや、それは~!凛さんという人柄のおかげで、俺も輝けると言いますか~!ははは!」

「ウェイウェイウェイ!だよねぇ~!つーか、元からハゲで輝いてる的な!」

「うはははは!つるピカやなぁ~!夏はつらかったわぁ~!」

「誰がハゲだテメーら!?俺は五分刈りだっ!!」

「可児、お前の髪型はわかってるから。それで?カテゴリーで言えば、誰に近いんだ?」

「は、はい!そうっすね・・・硬派だったころの、JAGUAR時代の幡随院寄りかもしれないですね・・・」

「はあ~!!?俺みたいな男、2人もいるわけねぇだろう!?良くて、劣化版だろうがっ!!?」

「そうだなー長政は、ここにいる長政だけで十分だ。」

「にゃは♪だからリンリン大好き~!」

「あ!?コラ幡随院!?」



嬉しそうに私に抱き付いてくるちーちゃんと、それを見て怒鳴る可児君。



< 140 / 922 >

この作品をシェア

pagetop