彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
美女の瑞希お兄ちゃんを回想して、幸せな気持ちになる。
シルキロールの下でニヤつけば、可児君が吠えた。
「あれは怒ったんじゃなくて、抗・議!です!!なんで遊撃隊長とその補佐だけ、バトルに参加させたんですか!?俺を呼んで下さいよっ!!?」
「え?それに怒ってたの?」
「抗議です!!喧嘩の時は、俺を呼んで下さいよっ!?」
「ウェイウェイウェイ!あれは鬼ヤバで燃えた系♪」
「うははは!わしも楽しめたわ~!」
「って、オメーもいたのか五十嵐!?聞いてないぞ!?」
「うははは!聞かれへんかったからのぉ~!それにわし、裏方やったから!!」
「凛さーん!!!」
「わっ!?」
ヤマトの言葉を聞き、可児君が怖い顔で僕に迫る。
「ホンっト・・・!俺を呼んで下さいよ・・・!!俺ぉ~!!凛さんっ・・・!!?」
「あ、うん、ごめんね・・・・」
鬼気迫り、荒れ狂う可児君に、正直引く。
今にも、血の涙を流しそうな友達にドン引き。
〔★その原因を作ったのは凛だ★〕
「そんなに俺は頼りになりませんか!?しかも、また黒子ファイブまで出動させて~!凛さんの片腕として、どれだけあなたの役に立ちたいと思ってるかわかりますか!?わかりますかぁぁぁ!!?」
「か、可児君落ち着いて!」
「大体凛さんは―――――――!!」
可児君の額に血管が浮かぶ。
熱く語り始めそうだったので、話題を変えることにした。
「――――可児!!」
「は、はい!?」
「『闘邪駆鬼(とうじゃくき)』ってのは、お前が危機感持たなきゃいけないレベルのチームか?」
【漢モード】で聞けば、熱くなりかけた可児君も切り替わる。
「い、いえ!今の龍星軍が相手するほどじゃありません!」
「喧嘩すれば、俺らが負けるか?」
「勝ちます!!総長のあなたが、そんなこと言わないでくださいよ!」
「副総長のお前がそんなこと言うからだろう?」
「う・・・!?す、すいません!」
「いや、責めてるつもりはない。」
こうなったら、フォローしなきゃダメだよね。
(その上で、詳しく話も聞くしかないか・・・。)
面倒だったけど、覚悟を決めて聞いた。
「俺に伝えなきゃいけないということは・・・・勝ち負けはともかく、もめると面倒なんだろう?」
私の問いに、可児君は表情を引き締めながら答えてくれた。