彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「凛さん!お仕事前にお時間とらせて、すんませんでした!!」
「・・・俺こそ悪かった。可児には甘えてばっかでわりぃな。」
「とんでもない!!一生、甘えて頼って下さい!!」
「気持ちだけもらっておく。」
(そういうことは、瑞希お兄ちゃんが良いもん。)
〔★可児の本音、凛は社交辞令で返した★〕
可児君に笑顔で答えれば、ハイハーイ!と手を挙げるチャラ男と関西男子。
「俺も俺も!俺にも甘えて、リンリ~ン!ちーちゃんにも甘えて系ぇ~!あとね、あとね、またLINEするからヨロシクぅ―!!ちーちゃんが何して遊んでるか、実況する系~♪」
「わしもわしも!うはははは!わしにも甘えてやぁ、凛!!ほな、あとで迎えに来るからのぉ~!!それまでの間、どこで遊ぼうかぁ~お二人さ~ん!?」
「遊ぶか!!俺らはこれから、『闘邪駆鬼(とうじゃくき)』対策について話すんだよっ!!?」
「「えぇえ~~?」」
「うっせ、文句は受け付けねぇ!!すべては凛さんのため!!わかったな!!?それでは凛さん、失礼しますっ!!」
「あ・・・ああ、気をつけてな。」
別れの言葉を述べれば、丁寧に戸が閉められる。
ブーブー言うヤマトとちーちゃんを連れて行く可児君。
遠ざかって行く足音が聞こえなくなったところで、3人がいなくなったところでホッと一息つく。
(・・・・・・・・・・・・・あ~よかった・・・・・・・・)
『闘弱(とうじゃく)なんとか』か『なんとか静寂』か、知らないけど――――――
(ハッキリ言って、喧嘩なんかしたくない。)
他所のチームなんて、相手にしてらんない。
(そんなことに付き合っていたら、私と瑞希お兄ちゃんの2人きりのラブラブ時間が減ってしまうだろう!!!?)
〔★凛は自分の恋愛を優先した★〕