彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
瑞希お兄ちゃんに見守られるのは嬉しいけど!
好きな人から保護を受けるのは、大歓迎だけれども!!
(なんか、どんどん大ごとになってない!?)
そこまで警戒するほどの人?鳴海瑠華さんって??
そんな私の予感を実現するかのように、瑞希お兄ちゃん達の話さは物騒さを増す。
「つーか、烈司~あんまり甘い味ばっかのカクテルって、どーよ?」
「みーちゃんの言う通りね~あんまり甘い味ばっかりだと、『カロリーが気になる』って言われて、飲み控えられちゃうかもねぇ~」
「それ以前に、『ルシアン』も『ピンクレディ』も、女を酔わせる定番カクテルだ。そのことに気づいて、回避理由として『カロリー』を使われる可能性がある。もう少し、果実系のカクテルが必要だぞ?」
「そーだな・・・じゃあ~フルーツのカクテルで、本音暴露できそうなやつを~」
「わはははは!!だったら、飲みやすい・美味い・有名の三拍子そろった『セックス・オン・ザ・ビーチ』で決まりだろう!?」
「セッ・・・!?アウトォ!!アウトですよ、百鬼さん!?なに言ってるのですか!?」
野獣の提案に、反射的にダメ出しを出してしまう。
「あ~!?何がダメだぁ~凛助~!?わはははは!!」
「だめですよ!!だって、セッ・・・・」
(性交渉の名前だよ!?)
そう言いたかったけど、言葉にできない。
とにかく、よくないと伝える。
「ダメです!!な・・・名前からして、ダメじゃないですか!?」
「そうよ皇助!バカ言わないで!」
抗議する私に、モニカちゃんも加勢してくれたのだが――――――
「それは気になる『男子』を、落とす時に使うお酒よ!?お酒を知り尽くした、色っぽい大人のお姉さんを強調したい時に使うカクテル!凛ちゃんに間違ったことを教えないでっ!」
「そういう意味で注意したのですか!?」
〔★口説く対象の性別について、意義があるらしい★〕