彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)






「い、意外ですね・・・」


私の中で、アダルトな名前のカクテルと、スタントなしでアクションをこなすさわやかなトム・クルーズさんとが結びつかない。



(生まれるのが数年の違うだけで、こんなにも差が出ちゃうのか・・・)



「意外だなんて・・・ウフフ♪大丈夫よ、凛ちゃん!凛ちゃんも、もう少ししたら、トム・クルーズ様みたいな男の色気が出てくるから♪いつか凛ちゃんが、映画のトム・クルーズ様みたいに、『セックス・オン・ザ・ビーチ』が飲むところが見たいわ~♪」


「え!?それは・・・」

(本当の私は女の子だから、男の色気は無理だと思う・・・)



トム・クルーズさんみたいにはできないけど・・・『漢』らしくあるように努めていくしかないか。



〔★この場合、凛の演技力にかけるしかない★〕



「お願い、凛ちゃん♪モニカちゃんがごちそうするから、トム・クルーズ様みたいに、『セックス・オン・ザ・ビーチ』を飲んでぇ~!」

「ええ!?そう言われましても~」

「わははは!!トム様みたいに飲んでってのが、オメーの口説き文句かぁ~モニカ!?わっはっはっはっ!!」



要求してくるモニカちゃんの言葉に反応し、百鬼が両手を叩きながら爆笑する。


「ちょっと!なにがおかしいのよ!?」

「わはははは!!おかしいも、お笑いも、笑えるぜっ!俺様はモニカちゃんと違って、初っ端から『セックス・オン・ザ・ビーチ』を飲ませたりしねぇーんだよ~!ロマンチックなムードを作っていって、飲みの後半で飲ませてんだよ!」

「計画的犯行じゃないですか!?」

(お酒じゃなくて、百鬼に気を付けるべきじゃない!?)



〔★悪い男のお手本だった★〕




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