彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「オメーら、俺に聞くのかよ?」
「ウェイウェイ♪YES!プリーズ♪プリーズ♪」
「是非ともよしなに~」
「ちょ、2人共!!」
「しゃーねぇーな~・・・言うしかないか・・・」
「え!?瑞希お兄ちゃん!?」
(まさか、知ってるの!?)
ギョッとしながら好きな人を見れば、目だけで私を見て笑う。
そして、ニコニコしながらお願いする2人に瑞希お兄ちゃんは言った。
「ナイショ。」
「「「「「「えっ!?」」」」」」
「瑞希お兄ちゃん!?」
「凛の学校のことは、初代総長権限で秘密だ!以上!」
「お・・・・お兄ちゃん・・・・!?」
(僕をかばってくれた・・・!?)
というか、その言い方だとまるで――――――――!?
「なっ・・・なんすかそれ!?まるで、『2人だけのヒ・ミ・ツ!』みたいじゃないっすかー!!?」
「ですよねぇ~!!!」
絶叫する円城寺君の言葉で、思わずにやけながらつぶやいてしまう。
〔★つぶやきにしては、ボリュームが大きい★〕
「てっ、てめぇ!?何嬉しそうに、大声で言ってやがんだ凛道テメー!?」
「ちょ~あははは!暴力はやめて下さいよぉ~円城寺く~ん?」
僕の胸ぐらをつかんでがくがくと前後にゆらす爆裂弾の頭。
痛かったけど、嬉しさが優って上手くカバーできない。
「コラコラ!じゃれ合いはそこまでだ!凛を離せ、大河!」
「じゃ、じゃれ!?んなわけないでしょう、瑞希先輩!?」
「わかったわかった。じゃあ五十嵐、凛を頼んだぞ?」
僕の胸ぐらをつかむ円城寺君の両手と、そのなげきの言葉をスルーしながら言う瑞希お兄ちゃん。
「安全運転で、凛を送ってくれよな?」
「もちろんでっせ!うはははは!」
「凛、学校頑張って来いよ?」
「はぁーい!頑張ります、瑞希お兄ちゃ~ん!」
瑞希お兄ちゃんの私への愛情たっぷりの言葉に、胸のトキメキが止まらない。
〔★残念だが、LOVEではなく、LIKEだ★〕