彼は高嶺のヤンキー様６（元ヤン）

「そーよ！みーちゃんもわかってるのよ、凛ちゃんの恋愛事情！みんな良い子達だけどさぁ～色恋が絡めば、モニカちゃんは手加減できないんだからね！？」

「えっ！？お兄ちゃんの言う３人とモニカちゃんの言う３人が同じってことは～」



恐々（こわごわ）、瑞希お兄ちゃんを見ながら聞けば、あきれ顔で私の好きな人はおっしゃった。



「高千穂と、涼子チャンと、ますみチャンの３人に決まってるだろう？凛にベタぼれじゃねぇーか？」



（やっぱりその３人かぁーい！！！？）



何かって言うと、凛道蓮とラブロマンスがあると言われてますけどさぁー！！

私は、瑞希お兄ちゃん一筋なんだってば！！

ベタぼれしてるのは、真田瑞希様だけなの！！



〔★現時点で、その思いを公表することはできない★〕



「誤解です瑞希お兄ちゃん！！カンナさんと涼子ちゃんは、誤解ですよ！！みんな大事な友達ですよ！鯉じゃなくて友情です！わかって下さい、モニカちゃん！瑞希お兄ちゃ――――――――ん！！」

「あら～？１人はわかってるみたいよ～みーちゃん？」

「そうだな。わかってんだな～ますみチャンのことは？ますみチャンは否定しねぇーんだな、凛？」

「う！？そ、それは・・・」

「どうなんだ、凛？一ノ瀬ますみちゃんは、否定しねぇーのか？」



メンチを切りながら聞かれ、愛の告白をされた事例があったため――――――――



「うぅ・・・はい・・・」

「最初っから素直に認めろよ、凛？」

「・・・はい・・・」



不本意ならも、YESと答えるしかなかった私。



〔★1人だけ、心当たりがあった★〕