彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)



「キタキタ~!パステルカラーの看板キャスト!」

「今日も美人だなぁ~」

「パーフェクト美女、降臨♪」

「こっち向いてー!」



周りの客達からの歓声に女性は・・・・彼女は、軽く手を振って答える。

その上半身の動作によって、胸の谷間だけが見える谷間ホールが強調される。



「「「「おおおー!!」」」」



周りのお客達の視線が、彼女の胸に集まる。



「「いいね!」」



同時に、百鬼と烈司さんもオッパイに注目していた。



(わーすごく嬉しそう・・・)



〔★初代龍星軍約2名、リアルフォロワーになった★〕



Gカップはあると思われる胸・・・その人の白い胸と同じ色をした細くしなやかな足が、スカートのスリップから見え隠れする。



「「「「おおおおー!!!」」」



彼女が歩くたびに、太ももまだあらわになり、さらに歓声が大きくなる。



「「いいね!」」



周りで喜ぶお客さん達同様に、百鬼と烈司さんもノリノリで反応してる。



(わー・・・すごくすごく嬉しそう・・・)



烈司さんはそうでもないけど、百鬼は胸をガン見しすぎだよ。

やめて、恥ずかしい。

そんな2人に、瑞希お兄ちゃんと獅子島さんがあきれかえり、モニカちゃんは冷ややかな目でさげすんでた。



〔★脂肪に振りまわされる者と、されない者とに分かれた★〕



歓迎ムードの中で、ボン・キュ・ボン!の、スタイル抜群の女性は、一歩一歩確実に、こちらへと近づいてきた。

長いまつげと、ふわっとした方までの短さなの髪の間から、時々、大きな宝石のついたピアスが見え隠れする。

お化粧をしているのだけど、ひどく唇だけ目立ち、色っぽさが際立っていた。

手首に着けている銀のブレスレットが、シャンシャンと軽やかな音を立てる。

その音が止まった時、彼女は――――――瑠華さんは、私の目の前まで来ていた。




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