彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「呆れた!未成年の弟さんを、連れてきちゃうなんて・・・悪いお兄さんね?」
「はあ?こいつに、名刺やったのはあんただろう?」
「ええ、あなた宛てにね?成人男性に渡した物なんですけど?」
「あん?じゃあ、弟宛じゃなかったのかよ?」
「当たり前でしょう!?ねぇ、チョコちゃん?」
視線を瑞希お兄ちゃんから、私へと変えながら瑠華さんは言う。
「名刺を渡したのは今日なのに、早速お兄さんを連れて来ちゃうなんて・・・。チョコちゃんは未成年だから、本当はここに来たらダメなんだからね?」
「す、すみません。」
「いいのよ。あたしも誤解させちゃったから・・・それに、また会えてうれしいわ。ありがとう、チョコちゃん。」
「い、いえ。お兄ちゃんもお礼をお伝えしたいと~」
私の言葉で、瑞希お兄ちゃんが咳払いをする。
「立ち話させる気はないんで、座って下さい。」
「そうですね。ありがとうございます。」
笑顔で答えてると、開けてあったスペースに腰かける瑠華さんことふじこさん。
位置としては、私と瑞希お兄ちゃんの真正面。
私の右隣が瑞希お兄ちゃん、左隣がモニカちゃん。
そのモニカちゃんの隣に獅子島さんが座っていて、反対隣りが瑠華さん。
瑠華さんと隣り合わせになってるのが烈司さんで、烈司さんと瑞希お兄ちゃんの間に百鬼が座ってた。
完全に瑠華さんが着席したところで、瑞希お兄ちゃんから切り出した。
「・・・うちの弟がお世話になったみたいで。そのお礼に、今夜はドリンクおごります。高かろうが安かろうが、なんでも好きなのを頼んで下さい。」
「あら、嬉しい!じゃあ、ウーロン茶で、お願いします。」
「遠慮しないで、カクテル頼んで下さいよ。せっかくのバーでしょう?」
「そうですけど、チョコちゃんの前では飲みずらいですわ~」
「チョコを帰らせろってことですか?」
「え!?」
私1人だけGH!?
(ゴーホームですか!?)
〔★Go Homeだったら、最初から連れてこない★〕