彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)



「おさえろ!おさえろ!」



1人に上半身の自由を、もう一人に下半身の自由を奪われる。






「お前、早く代われよ!」

「わかってるよ!」

「ちょっと、その姿勢じゃ映らないジャン!?」

「チッ!これでいいかよ?」

「OK~いいのが撮れそう♪」

「ひゃははは!ヒドイ女だよなぁ~!?」

「俺らは優しいから安心してくれよ、巨乳ちゃん?」

「今、大人の保健体育、教えてあげるからな~」

「それじゃあ~いただきまーす!」

「い、やぁ・・・・!!」

(瑞希お兄ちゃん!!!)



「なにしてやがる!!!」

ボンッ!!







怒鳴り声に合わせて、正面から私に覆い被さっていた男が後ろにふっ飛ぶ。




「なん!?ぶぐ!」

バリッ!!





続いて、私を固定していた男の身体が床を突き破る。




「ひいい!?」

バーン!





それを見て叫んだ鳥海の身体は、私の真横にたたきつけられ―――――――・・・




「タイガー!!」

バキバキ!

「あぎゃあああ!?ぐえっ!?」





そこから生えた二本の腕によって、しめ落とされた。







「・・・・・・・・な?」

「なんだっ!?」






後ろに吹っ飛んだ男が起き上がった時、その人は私をかばうようにして立ちながら言った。







「遊びでAV撮影とは、殺されても文句は言えねぇーな?」

(瑞希お兄ちゃ!!!?)






違う、お兄ちゃんじゃなかった!!

ミニスカに、ロングヘアーをなびかせた―――――――――――――





「誰だテメー!?」

「レディ・ミク!探偵よ~!?」





(お姉ちゃんになってるお兄ちゃんだぁぁぁ――――――――――――――!!!!!)





〔★変身した瑞希が現れた★〕




(どどうして瑞希おに・・・お姉様がここに!?)




吐き捨てるように自己紹介すると、身を起こした敵に向かって強烈なげんこつ。





ゴン!

「ぐあ!?」




それで伸びてしまった男。

よく周りを見れば、私を追ってきた奴らはみんな、床の上でおねんねしている。






「大丈夫かいな!?」





そんな言葉と一緒に肩を叩かれる。

え?と思って振り返れば・・・手が生えてきた壁を見れば、手の持ち主がこちらを見ていた。





(ヤ、ヤマト!?)





カチューシャはしてないけど、ファンキーな服を着たグラサンの男子がいた。







「おそなってすまん!ほれ、服や!!」






そう言いながら、穴が開いている壁バリバリと壊して中に入ってくる・・・私の方にくるヤマト。




「ほーい!」

ドンッ!!

「うぎゃ!!?」

ゴロゴロゴロ!!




鳥海を乱暴に転がして、私に何か押し付けてきた。






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