彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「そうやろな。なんぼニッポン警察のサイバー操作が遅れとるとゆーても、警察かてアホやない。データ消してても、修復できる技術も機械も持っとるわ。」
「そうなりますね。」
「手の込んだことしてくれるわ!凛をだましてる間だけ使うダミーやから、万が一、吉田がポリにパクられても、契約者が吉田やないからごまかせる。自分のじゃない知らんスマホやと言い通せる。」
「ええ・・・吉田の指紋がついてたとしても、ちょっと触っただけだと言いわけできそうですもんね。」
「いや、指紋は残さんように、マメにふいてる思うよ?。まぁ逆に指紋が全くないのも怪しいもんやけど、この件に渕上が警察に圧力かけたんなら、刑事さんも詳しくは調べへんやろう?アホ鳥が解放されとるし。」
「・・・そうでしたね。」
「問題は、アホ上がどこまでGREATSTAGEとつながりがあるかやねん!これでGREATSTAGEとの関係が浅かったら、どんだけヒドイねんって話やけどな!」
「ホント、ひどいよね・・・。」
考え付いても、私はそんなひどいことはできない。
「うん!ほんま、ひどいわ。許さんでええよ、凛。」
「うん、許せない・・・・・」
悔しくて悔しくて。
でも、悔しがってもいられない。
「・・・アカウントの方はどうしよう?使えると思うだけど?」
「同感やな!むしろ、使うべきや!」
話題を変えれば、自分の分のほうじ茶を1口飲んでからヤマトは言った。
「菅原凛のアカウントを、凛道蓮が使う理由は、後からいくらでも作れるからええと思う。けど――――この菅原凛のアカウントがちゃんとしたIDなら、誰がどのアカウントを持ってるか、アホ上も違法なネットカジノ側も、把握(はあく)しとるんちゃうかの?」
「あ!?それ、ありえるかも・・・!」
鳥海も、監視してるって言ってた。