彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「せやろ?まぁ、仮にそうやったとしても~わしもあゆみが丘学園の生徒やから、同級生のいじめっ子を龍星軍の総長に紹介して~いじめ相談を受けた結果ちゅーながれで、凛道蓮が他のこのアカウント借りて使いましたぁ~ちゅーことなら、怪しまれんとは思う。ただし、わしと菅原凛が接触したってことは、敵味方共に知られてまのがなぁ~凛としてそのへん、かまへんのか?」
「・・・それは・・・」
菅原凛と凛道連が、少しでも接点ができるのは困る。
どんなささいな接触も困るから――――
「やっぱり、菅原凛のアカウントは使わないよ。」
断った。
拒否した私を怒るわけでもなく、穏やかにヤマトは笑う。
「・・・そーか。ええよ、わかった。アホ上共を始末したくなったらいつでもいいよ?うははは!」
「ははは!そのうちね~・・・というかの、このID、菅原凛以外にも、脅す形でばらまいてるのかな?」
「ん!?」
「アカウントは1人1人違うから、全員に同じアドレスを渡してることはないと思う。他にいる気がするんだけど・・・・?」
私の問いに、ヤマトが一瞬固まるが――――――――
「うはははは!そーくるかぁ~!?そういうことかぁ~!?ええのぉーええのぉー!」
大爆笑しながら察してくれた。
「君に伝わって嬉しいよ、ヤマト。調べたいんだけど・・・良いかな?」
「かまへん!かまへん!わしが調べたるわ!」
「でも!」
「凛は、瑞希はんの側におり!」
「・・・・・ありがとう。」
ピヨピヨピー♪ヤマトにお礼を言ったのと、凛道蓮のスマホが鳴ったのは同時だった。
「うははは!誰や~!?」
「あ!?瑞希お兄ちゃん・・・」
「うははは!やったやん!思いが通じたー!?はようでぇや!」
「・・・うん。」
冷やかすヤマトに、複雑な気持ちになる。
瑞希お兄ちゃんからの電話、いつもは嬉しいけど―――――
―怖かったね。よく頑張ったね。無事でよかったわ。―
(下着姿で、知らない男達に襲われるところを見られた・・・)
凛道蓮じゃなかったけど、バレてないけど、それでも苦しい。
「もしもし?」
はじめて、苦しい気持ちで大好きな人からの電話に出た。