彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「お姉様の言う通り、良い子で待ってますよ?」
「・・・約束だからね・・・!?」
そう言って誓いあい、小指同士を絡める私達。
「おやすみなさい、瑠華さん。」
「おやすみなさい、りっちゃん。」
そう言い合った瞬間、
チュ♪
頬にキスされる。
「え!?」
びっくりして小指を離せば、笑顔で瑠華さんはささやく。
「約束よ?またね。」
そう言うと、足早に私から離れていくお姉さん。
あやめさんの車に乗り込むと、烈司さん達に見送られながら走り去っていく。
(ちゅーされちゃった・・・!?)
不意打ちのほっぺにちゅー。
幸い、誰にも見られてなかったからよかったけど――――――――問題はそこじゃない。
(ヘルメットマンさんの正体!!)
ヘルメットマンさんがシルバー社の社長さんって、本当なの!?
意外な事実を教えてくれたことにも驚いたけど、
―このことは、誰にも言ってはダメ。―
(ずいぶん、念押しするな・・・)
そんなに自信ないのかな?
ヘルメットマンさん=シルバー社の社長さんって説が?
(シルバー社か・・・)
大きな会社だから、調べるのは簡単だと思うけど・・・
(瑞希お兄ちゃんよりも、獅子島さんが詳しそう。)
だけど、瑞希お兄ちゃんと話がしたいから~
(瑠華さんの許可が出たら、瑞希お兄ちゃんに聞こうっと♪)
ルンルン気分でスキップしながら、店内にいる好きな人の元へと向かう。
だから凛は知らない。
お店が見渡せる場所で、エンジンを切ったバイクの上から、ヘルメットマンが凛達を見ていたことを、凛は知らない。
~やっぱり・はっきり・きっぱり、と!!ツッパリ凛と恋模様!!~完~
~彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)~完結~

