強がりな私の日々
1年生の春
〈バイトの初出勤日〉

私は通っていた塾でバイトを始めることにした。今日はその初日だ。

「よろしくお願いします。」

美香「よろしくね。」

美香さんは省太先生の妹だ。迷惑かけないようにしなきゃ。省太先生に無理してるのバレちゃったらどうしよ。

ー数時間後


美香「お疲れ様。初日どうだった?」

「何とか…。」

美香「まぁ、少しずつ慣れていこうね。」

「はい、ありがとうございます。お疲れ様です。」


はぁ…正直初日は緊張でヘトヘトだった。しかも、授業帰りで結構疲れていた。大学は朝が早い日もある。毎日のようにそれが続いた。


そして、2週間。来週はGWだ。少しはゆっくりできるかな。



ー数日後のバイトからの帰宅後

あ、課題やらなきゃ…。お腹空いてるけど、夜遅いし、時間ないしいっか。

携帯「ピコン」
あっ、海翔だ。引っ越してきてから色々忙しくて、ドタバタしてて連絡出来てなかったなぁ。そろそろ会えるかな。




ーLINEで

海翔「今日もお疲れ、落ち着いた?」

「まぁまぁって感じかな。」

海翔「1週間のスケジュールはつかめた?」

「うん、頑張らなきゃ」

海翔「また、頑張らなきゃとか言ってる笑」

「だって、やることいっぱいで忙しいし…」

海翔「無理すんなよ。空いてる日ある?」

「んー、来週の木曜日」

海翔「家行くね」

「ありがとう、おやすみ」

海翔「おやすみ」


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