コーヒーのお味はいかが?
「俺、結可の負担になりたくないんだ。だから・・・」

「湊じゃない。湊の負担になってたのは、あたしの方」


湊は、何も悪くない。


「だから・・・湊が別れたいなら・・・」


湊は、切なそうに顔を歪める。


「自分でも、何が正しいのかわかんねぇ。結可は何も言ってくれないし、俺は居ても居なくても結可にとってはどうでも良い存在なのかとか、俺ばっか好きなのかとか、そんなことばっか考えちまう・・・ごめん、こんな男で」


都合が悪そうに視線を反らす湊に、愛しさが込み上げてくる。


「好き。あたし、湊が好き」


そんな突然の告白に、湊を驚いたように目を見開く。


「お母さんのことも、看護師だったことも、隠してたわけじゃない」


まだ、湊にあたしの言葉は届くだろうか?

< 127 / 130 >

この作品をシェア

pagetop