コーヒーのお味はいかが?
「頭では理解してるけど、お母さんのことを認めたくない自分も居て、だけど口にしたら現実味を帯びるのが嫌だったから」


あたしには、家族以外にも一緒に悲しんでくれる人が居たのに・・・

全く、回りが見えてなかったんだ。


「それと・・・今の仕事の前は、看護師だった。人間関係で嫌なことがあって、逃げるように辞めたの。でも実家で小さな病院やってて、人手が足りなかったりしたら、手伝ったりすることもある」


一通り話し終え、小さく息を吐く。


「あたし、マメに連絡したり、デートの約束したりするのが得意じゃない。もっと言うなら、したことないから、タイミングがよくわからない」


そんな恋愛初心者兼恋愛不適合者のあたしは、いつも身動きがとれなくなる。

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