あなたの隣にいてもいいですか
急いで走りよると、って私の手首をキュッと握って

「こんなところまで来て、ホントごめん。茉実ちゃん、俺のこと避けてる?もう会いたくない?」
切羽詰まった様子で、畳みかけるように話してくる。私が飲み会に参加しなかったことで、不安にさせてしまったようだ。

「違うから。 飲み会には参加しづらかっただけで、大雅君には会いたかったよ。」

「本当に?何度誘っても来てくれないから俺不安になっちゃって」

「ごめんね。飲み会に行っても楽しく過ごす自信がなくて、大雅君が皆と楽しそうに過ごしてるのも見るのがつらくて。私はこんなに寂しくてつらいのに、って態度に出ちゃうと思うんだ。不安にさせてごめんね。でも、違うから。大雅君に会いたくなくて避けてたわけじゃない」

悲しそう顔をしていの大雅君を見てたら、申し訳なくなってしまった。私こそ、ちゃんと話すればよかった。

「そっか。よかった。ごめんね、俺が無神経だったね。自分のことばっかり考えてた。でも、茉実ちゃんが寂しいって思ってくれてるって知れてちょっと嬉しい」

「大雅君、この後は?今日も約束あるんじゃないの?」

「ううん。今日は、いいんだ。どうしても茉実ちゃんに会いたくて、多分行けないって言ってあるから」

< 170 / 175 >

この作品をシェア

pagetop