闇色のシンデレラ
だけどすぐに笑みを消して話の続きを始めた。
「それから4年後、西雲会が安定し始めた頃に、驚くべき知らせが耳に入った。
幹奈が京都で見つかった。
京都は天音組の統括地。これ見よがしに天音が率先して幹奈の搜索に当たった」
「まさか……」
「ああ、そのまさかや。
そこで天音は交通事故を装い幹奈を『消した』。
奴は幹奈が乗る車を橋の上まで追い詰め、川へ転落させた。
それがそこに載ってる事件の全貌」
事故じゃなかったんだ。
わたしはがく然とした。わたしの両親は───ヤクザに殺されたのだ。
「俺はそれを耳にしたとき、子どもながらに終わったと思った。
幹奈には娘がおって、望月の血を引く。
その娘がおれば今度こそ西雲会の再興になる。
ところが娘まで殺されてしまえば元も子もない。
西雲会はバラバラになって終わりや」
望月はそこまで語ると、再び私の目をじっと見つめた。
「そう落胆してたが——まさか、こうしてお前が生きて会えるとは。
どうやら俺にも、運が回ってきたらしい」
そういうと自然な動きで私の手を握る。
「なあ、壱華。
真実を知ったお前を、いずれ帝王が裏切るなら、ここで俺を選んでくれへんか?
それがあいつの為でもある。
どうか、力を貸してほしい。俺にはお前が必要や」
「それから4年後、西雲会が安定し始めた頃に、驚くべき知らせが耳に入った。
幹奈が京都で見つかった。
京都は天音組の統括地。これ見よがしに天音が率先して幹奈の搜索に当たった」
「まさか……」
「ああ、そのまさかや。
そこで天音は交通事故を装い幹奈を『消した』。
奴は幹奈が乗る車を橋の上まで追い詰め、川へ転落させた。
それがそこに載ってる事件の全貌」
事故じゃなかったんだ。
わたしはがく然とした。わたしの両親は───ヤクザに殺されたのだ。
「俺はそれを耳にしたとき、子どもながらに終わったと思った。
幹奈には娘がおって、望月の血を引く。
その娘がおれば今度こそ西雲会の再興になる。
ところが娘まで殺されてしまえば元も子もない。
西雲会はバラバラになって終わりや」
望月はそこまで語ると、再び私の目をじっと見つめた。
「そう落胆してたが——まさか、こうしてお前が生きて会えるとは。
どうやら俺にも、運が回ってきたらしい」
そういうと自然な動きで私の手を握る。
「なあ、壱華。
真実を知ったお前を、いずれ帝王が裏切るなら、ここで俺を選んでくれへんか?
それがあいつの為でもある。
どうか、力を貸してほしい。俺にはお前が必要や」