独占本能が目覚めた外科医はウブな彼女を新妻にする
食事が終わり、リビングに移動すると早速勉強会を開始した。
「この場合は……」
「……?」
教科書の問題を指差して説明したものの、難しい顔をして首をひねるばかり。
「だから、こうなって……」
「あ、そうか」
数式を書きながら補足をすると、眉間にシワを寄せていた顔がパッと明るくなった。
飲み込みは決して早くはないけれど、問題を解こうとする熱意は充分伝わってくる。
教え甲斐があるな……。
脇目も振らずノートにペンを走らせるひたむきな姿を、まぶしく見つめた。