真田くんはプレイボーイ
左右の腕を女の子に掴まれる
「で!今日どこ行くのー?」
「もーめんどいしカラオケにしようよぉ〜」
「えーボーリングがいいー!」
「聡志の部屋に行こうよ!」
掴まれた腕を見て思い出すのは曖昧だけど昼休みの記憶
全然身長足りてないから意味ないのに
俺の肩を担ぐようにして懸命に歩いていた北野
階段なんかもう俺のこと引きずってんだろってくらいだったけど
はあはあ言いながら一生懸命だった
「ねー聞いてる?聡志!」
え?
「あ、ごめん。なんだっけ」
「もー!だから!聡志の家行くねってば」
「あー…」
…正直今日は休みたいんだけどな
「ねー聡志元気ない?」
あ、やば
「そんなこと…」
『みんなの前で元気なの演じなくていいから、辛い時は辛いって言わなきゃダメでしょ!!』
……
「あー…あのさぁ今日はやっぱちょっとだるいかも体。熱あったし」
「ええー!なにそれぇ!やだよ!」
「あ!じゃあ私たちが看病するー!」
「おーいーね!それ!」
「じゃ決定!」
…は?
いや、俺休みたいんだけど
「あれ、てかその保冷剤なに?」
美咲が俺が持っていた保冷剤を取った
「ああ…北野が貸してくれたんだよ。返そうと思って」
「はあ?北野さんが?なにそれキモー」
は?
「えーじゃ、私らで返しとくから聡志いいよー」
は?
「彼女気取り乙ww」
…
やっぱりおかしい
女の子たち相手にこんな感情持ったことないのに
果てしなくイライラする
そんなことで頭を悩ませていると教室についた