正しい恋を教えてください。
休み明けの月曜は、金曜とは大違いの古海に憂は驚いていた。




すると、憂の後ろからわざとらしく芝居くさい喋り方の望音がいた。




「よかったー。古海が元気になってー!...ね?」




「何が言いたいんだよ?」




「逆に何しようとしてたの?」




さっきとは大きく変わり、野猫のように鋭く、自分を見つめているのを感じた。




それが次第に自分の意志を、麻痺させようとするのを感じる目つきと今にも噛みつきそうな冷たい口調になった。
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