正しい恋を教えてください。
家にやっとの思いで帰ると、父親が深妙な面持ちで迎え入れられた。




「ただいま...?」




「古海。お付き合いしている人がいるのか?」




「え...。」




いる。




確かに事実かもしれないが、本当のところはどうだろう。




海斗は確かに古海のことが大好きだ。




それは、周りから見たらの話。




古海自身ずっとわかってる。




海斗は古海のことが本当は好きな振りをしているだけだと。
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