告白の返事をしたら、攫われました!!
「えっ?何?」

何が起きているのか混乱するニナに、「大丈夫だよ」とエドヴァルドは微笑む。

風はますます激しさを増し、まるで竜巻の中にいるかのようだ。ニナは強く目を閉じる。

風の音が、いつまでもニナの耳に残った。



風が止み、ニナが目を開けるとそこには見たことのない景色が広がっていた。

さっきまでニナたちがいた公園ではなく、森の中にニナはいた。ニナの背後には大きな家が建っている。家の近くには畑や井戸があった。

「ッ……」

ニナの手には変わらず手錠がされていて、エドヴァルドはニコニコと笑っている。森の中には人の気配は全くない。

「ここはノルウェーの森の奥。人なんて、入って来られない。ここなら昼夜関係なく愛し合えるね」

ニナに抱きつき、エドヴァルドは微笑む。突然のことにニナは混乱し、口を開いても声が出てこない。

「ああ、混乱しているんだよね?とりあえず中に入ろう。おいしいココアを作ってあげる」
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