告白の返事をしたら、攫われました!!
ニナの腕を掴み、エドヴァルドは家の中へと入る。ニナは体で抵抗したものの、エドヴァルドの方が力は強く、あっという間に家の中へ押し込められてしまった。

北欧デザインの家具が置かれたリビングなどを通り、家の奥にある部屋の扉をエドヴァルドは開ける。

「ここがニナの部屋だよ」

その部屋は、他の部屋とは違い可愛らしいパステルカラーで家具などが統一されており、女の子の部屋だと一目でわかる部屋だった。部屋の椅子にニナは座らされる。

「ごめんね」

エドヴァルドはそう呟き、ニナの足にどこから取り出したのか足枷をはめる。ガチャリと音が響いた。

「手錠と足枷の内側にクッションを入れてあるから痛くはないと思うよ。でも、痛かったら言ってね」

そう言い、エドヴァルドは一旦部屋から出て行った。ニナはそれを見届けた後、手錠や足枷を外そうとするが、頑丈にできているのか取れる気配はない。部屋に、ガチャガチャと虚しく音が響いた。
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