となりに座らないで!~優しいバレンタイン~
結局、夕食は昨夜と同じ居酒屋で済ませた。広瀬さんは、予定のない日は、ほとんどこの居酒屋へ行くらしく、おばさんも驚く事なく、喜んで迎え入れてくれた。
美味しいものを口にしたおかげで、今日の疲れが癒された。
マンションに戻った時には、日付が変わろうとしていた。昨夜と同じようにお風呂で癒され、広瀬さんが、お風呂から出るのを待って、ベッドで眠る…… はずなのだが、なんだか落ち着かない……
何かが昨夜と違う。
広瀬さんに、好きだと言われたから? それもあるが、お風呂から出てきた広瀬さんの目が、昨日と違う……
リビングで待っていた私の手を掴むと、黙ったまま寝室へと向かったのだ。
寝室のドアが閉まった途端、大きな体に吸い寄せられるように、唇が重なった。抵抗する間もなく、息が苦しくなるほど深いキスになって行く……
気づけは、ベッドの上で重なり合っていた。
『何もしない、手を出さない努力をする』などと言う言葉は彼の口から出てこない……
「ちょ、ちょっと!」
と、思いっきり、彼の胸に手を押し当てるが、大きな体はびくとも動かない。
彼は、少し頭を上げると、熱い目を私に向けた。
「無理…… 限界。二日も俺は我慢したんだ。覚悟しろ!」
「ひぇー。 たった二日じゃないっ!」
と、言い終わらないうちに唇は塞がれ、彼の大きな手がパジャマをたくし上げた。
美味しいものを口にしたおかげで、今日の疲れが癒された。
マンションに戻った時には、日付が変わろうとしていた。昨夜と同じようにお風呂で癒され、広瀬さんが、お風呂から出るのを待って、ベッドで眠る…… はずなのだが、なんだか落ち着かない……
何かが昨夜と違う。
広瀬さんに、好きだと言われたから? それもあるが、お風呂から出てきた広瀬さんの目が、昨日と違う……
リビングで待っていた私の手を掴むと、黙ったまま寝室へと向かったのだ。
寝室のドアが閉まった途端、大きな体に吸い寄せられるように、唇が重なった。抵抗する間もなく、息が苦しくなるほど深いキスになって行く……
気づけは、ベッドの上で重なり合っていた。
『何もしない、手を出さない努力をする』などと言う言葉は彼の口から出てこない……
「ちょ、ちょっと!」
と、思いっきり、彼の胸に手を押し当てるが、大きな体はびくとも動かない。
彼は、少し頭を上げると、熱い目を私に向けた。
「無理…… 限界。二日も俺は我慢したんだ。覚悟しろ!」
「ひぇー。 たった二日じゃないっ!」
と、言い終わらないうちに唇は塞がれ、彼の大きな手がパジャマをたくし上げた。