となりに座らないで!~優しいバレンタイン~
 激しい、激しいキス。
 なのに、彼の唇から伝わるのは優しさで……
 なのに、彼の指から伝わるのは愛おしさで……


 「ふぅあっ……」

 体が熱くなっていく



 きっと、もっと、考えなけばいけない事はあるはず。だけど、頭は動いてくれない……


 するりと、パジャマは脱がされ、彼の手が胸に触れた……


「きゃぁっ…… あっ……」


 彼の唇が、首筋に降りて、甘いキスを繰り返す。

 
 下着を剥され、ゆっくりと彼の指は、すこしづつ確かめるように胸へと近づいてくる。

 私の体は、まるで彼に飲まれていくようだ……


 彼の手がだんだんと、滑るように下に降りてきて太ももを撫でる。
 ギュッと、体に力が入った。

 だが、彼の手は容赦なく、下着の中へと入ってきた……


「ああ……」

「友里…… 俺のものだから…… 愛してる……」


 下着を下げられると、彼の手で足を開かされた……


 彼の唇は胸のふくらみを刺激し、彼の手は私の中へと入ってくる……


「友里…… 目を開けて……」

 首を大きく横に振る。

 彼の指がますます激しくなり、私は目を開けた。そこには、彼の熱い目があった。


「俺の名前呼んで……」


「ああ…… 一也……さん……」


 私達は、何度もお互いの名を呼んだ……



 
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