世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ




「妃芽乃!これ、夜瀬に渡してほしいんやけど…」



泰成さんが差し出したものは白の紙袋。
それは少し重さがあって、中身が見えないようにガムテープがしっかり貼ってある。




なんだろう、と思いつつも受け取った。




「はい!渡しておきますね!」




そう返事をしたら、なぜか泰成さんは私の耳元に顔を近づけて。




「これ使うと夜瀬が元気になるで」




小さな声でそう言って、にやりと笑う泰成さん。



…詩優が元気になる?
いったいなんだろうか。すごく気になる…




「たーいーせーー?」



突然、背後から聞こえてきたのは真理亜の声。
びっくりしてドキリと心臓が鳴った。




「その中身見せてみぃや!!どうせろくなもんやないんやろ!?」




真理亜はそう言って「花莉、見せてや」と手を出す。私は言われた通りに真理亜に泰成さんから受け取ったばかりの紙袋を手渡した。




「あっ!やめろや!!真理亜!!!その中にはなぁ!夜瀬が元気になるもんが入ってるんや!!!」




必死にそう言う泰成さんだけど、真理亜は耳を傾けずに紙袋を開封。


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