世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ
…き、気にしたら負けだっ!!
ドキドキと暴れ出す心臓を抑えながら、再び窓の外を眺めた私。
奏太くんたちに見つかったらなんて言われるかわからないし…。
気にしない
気にしない
と必死に自分に言い聞かせて落ち着かせていたら今度は…。
指を絡ませてきて、あっという間に恋人繋ぎに。
「っ!?」
隣にいる詩優をもう一度ちらりと見ると、やっぱり何事もないように話している。
ここで私が気にしたら、奏太くんたちに見られることは確実。
詩優は見られても気にしないかもしれないけどさ…。
やっぱり見られることは恥ずかしい。
だから私は手を繋がれたまま大人しく到着するのを待った。