世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ
詩優はワンコール目で電話に出てくれて。
『ごめん花莉!さっき倫也からのメール見たんだけど、俺のこと倉庫で待ってんだって!?』
詩優の申し訳なさそうな声。
私が待っていたこと、倫也がメールで知らせてたんだ……。
「勝手にごめんね……」
『俺もごめん。早くメール見てれば良かった。
それより今どこ?俺もう部屋帰ってきてるからもしまだ倉庫なら迎えに行く』
「あ、今はもう倉庫じゃないの…、駅にいて……」
『駅!?』
「…うん。たまたま冬樹くん見つけて……それで、困ってるみたいでね……」
『……榊といんの?』
「…うん。冬樹くん、お財布落としちゃって、しかも終電に乗り遅れちゃったみたいで……
今日、1日部屋に泊めてあげられないかな…って思って」
私がそう言うと冬樹くんはすぐに反応。
「花!?俺はいいよ!!歩いて帰るって!!!」
「びしょ濡れだと風邪ひいちゃうよ…!!!」
「ほんとに大丈夫だから!!!」
「だめだよ…っ」