世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ
放課後、詩優と離れてからずっとずっと会いたかった。
早く会いたくて、話したくて、触れたくて、倉庫でも待っていた。
でも今は……
待ってないで早く帰ってれば良かったのかな、なんていう後悔。
“彼女の自覚”
私は今まで頑張ってきたつもりだよ。それでもまだ足りない…のかな。
…言われてしまったから足りないんだろう。
空木さんのこと?でもあれは、私はもうどうしたらいいのかわからない。私が必死に彼女アピールをしても、空木さんには少しも効かない。
でも、何をもっと頑張ればいいの…?
何をすれば“彼女の自覚あんの?”なんて言われないの…?
このままだと空木さんに詩優をとられちゃうのは確実なのに……。
何をすればいいのかわからないよ……、詩優
考えると涙で視界が滲んで、慌てて目を擦った。