世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ




他にも何か言われるかと思ったが、




「女3人も引き連れて、いいご身分だな?」




そんな声が聞こえてきて立ち止まる詩優。
私たちも足を止めて。




「お前らは人数多いみてぇだし、女も多いほうがいいだろ?
姫と、ついでにこの女もそっちにやるよ」




低い声でそう返して、私と明日葉を順番に指さした詩優。




「そ、そんな…っ!!!聞いて…ない!!姫だけじゃなく姉さんまでそっちに渡すなんて…!!!」




続いて聞こえてきたのは壮くんの少し高い声。

裏声ではないけれど、壮くんはもともとそこまで声は低くないからちょうどいいくらい。




…っていうかなんか意外だ。
壮くん、すごく演技が上手い。




「お前の姉貴も目障りなんだよ」


「ひ、酷い…!!!!酷すぎる!!!!」




詩優と壮くんの会話を聞いて周りの男たちが笑い出す。




「なんてひでぇ総長だ。
見た感じそのメガネの女も上玉みてぇだし、お望み通りもらってやるよ」





そう聞こえてきた声。




< 510 / 839 >

この作品をシェア

pagetop