世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ
「そういうことならこの2人もやるよ!!!ただし、条件がある!!!」
笑いながら声を出した男。
…条件、とはいったいなんだろうか。
次の言葉をドキドキしながら待つと
「こっちは3人も渡すんだから、そこの女も一緒に交換だ!!!!」
この場にいる女の子…あとはもう壮くん────ソラちゃんしかいない。
「えっ!?お…あ、アタイも!?」
目を見開いて口元を手で隠し、驚いている壮くんだが……。
その隠している口元は絶対笑っているだろう。
「…ソラも、か。別にいいか」
詩優はそう返して。
壮くんから離れてとんっと軽く背中を押す。
「ひ、ひどい…!!!!!!」
壮くんは演技を続ける。
詩優は私の肩に手を置いて、小さく呟いた。私だけに聞こえる小さな声で…。「気をつけろよ」って。
そしてくるりと後ろを向かされた私は今度は男たちが視界に入る。
人数はわからない。わからないけど……たくさんいるというのはわかる。その中央にリーダーだと思われる銀髪の男が、空木さんの足についていた縄を解いて無理矢理起き上がらせて。