世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ
だから、そうやって決めつけるのは納得がいかない。
詩優は魅力的な人だから、どんどん好きになっていく。
毎日詩優と一緒に過ごして、彼のことをたくさん知って。もっともっと詩優のことを好きになるばかりなんだ。
「俺のほうが絶対好き」
それでも詩優は譲らないみたいでそう言い張る。
だから私もムキになって
「私は詩優のこと大好きだもん!!!」
“大好き”を強調。
詩優が言う“好き”よりも“大好き”のほうが好きがたくさん詰まっている。
これでどうだ、と思ったら彼は私の頭を撫でる手を止めて。
「俺は花莉を愛してる」
浴室に響いた彼の声。
私はぱっと顔を上げた。
すると、彼はこっちを向いていて私を見ている。
暗い中、あまりよく見えないけど……なんとなく目が合ったような気がした。
「な?俺のほうが花莉を好きだろ?」
詩優はそう笑って、私の頭を再び撫でてくれる。