世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ
「お金くらい払う!!」
今日1日、私は詩優に払わせすぎている。
私は何度も何度もお金を払おうとしたり、詩優に渡そうとしたりしていたのだが…それは全部制されて受け取ってくれなかった。
私は詩優のお財布にお札を入れようとしたが、彼は逃げて。入れられないように私の前に来ると、チケットとお釣りをとる。
「いい子だから大人しくしてような」
詩優はお財布をしまうと私の腕を引っ張って券売機の前から移動。
彼のポケットの中にこっそりお金を入れようとしたが、彼はすぐに立ち止まる。
「なに飲みたい?つーかなんか食う?」
聞こえてきた声。
前を見ると、目の前は売店で。何人か人が並んでいた。
「キャラメルポッ──────────」
即答しそうになって、慌てて言葉を切る。
途中で言葉を切ったのは、このまま言ってしまったらまた買ってくれそうな気がしたから。
「キャラメルポッコーン、LLサイズ?」
詩優は私が食べたかったものがわかったみたいで、笑いながら聞いてくる。
LLサイズ!?
確かにそれは夢だけど!!絶対に食べきれない!!!