世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ




「お金くらい払う!!」




今日1日、私は詩優に払わせすぎている。
私は何度も何度もお金を払おうとしたり、詩優に渡そうとしたりしていたのだが…それは全部制されて受け取ってくれなかった。





私は詩優のお財布にお札を入れようとしたが、彼は逃げて。入れられないように私の前に来ると、チケットとお釣りをとる。




「いい子だから大人しくしてような」




詩優はお財布をしまうと私の腕を引っ張って券売機の前から移動。

彼のポケットの中にこっそりお金を入れようとしたが、彼はすぐに立ち止まる。




「なに飲みたい?つーかなんか食う?」




聞こえてきた声。
前を見ると、目の前は売店で。何人か人が並んでいた。




「キャラメルポッ──────────」




即答しそうになって、慌てて言葉を切る。




途中で言葉を切ったのは、このまま言ってしまったらまた買ってくれそうな気がしたから。




「キャラメルポッコーン、LLサイズ?」




詩優は私が食べたかったものがわかったみたいで、笑いながら聞いてくる。




LLサイズ!?
確かにそれは夢だけど!!絶対に食べきれない!!!



< 601 / 839 >

この作品をシェア

pagetop