世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ
「妃芽乃さん!?」
化粧をなおしていたら、後ろから聞こえてきたのは……
女の子の可愛い声。
後ろを振り向くと、立っていた人物は同じクラスの関根さん。
「…せ、関根、さん」
学校にいる時もすごく可愛いけど、私服姿の関根さんもすごく可愛い。
胸元にリボンがついた白いブラウスに、短めの黒のスカート。髪も綺麗に巻いてあって、お化粧もばっちり。
可愛くて、スタイルも良くて、思わず見とれていたら
「あっ!やっぱりあっちにいたのは夜瀬くんか~!!」
と言って私の隣にバッグを置いた関根さん。
「デート?」
にやにやしながらそう聞かれて、私はこくりと頷く。すると、関根さんは頬を少し赤く染めながら
「私もね、今、彼氏とデートでここに来てるんだよ」
と教えてくれた。
…関根さんの彼氏。
男の人は関根さんみたいに可愛い子を放っておくわけないもんね。
彼氏さんは絶対かっこいい人だろう
と予想。