世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ




「そ、そうなんだ…!!楽しんでね!!」

「ありがとう!!」




「これから映画観るの…?」

「そうだよ!!妃芽乃さんたちは?これから?」




「ううん。もう観終わったあとだよ」

「そっか!妃芽乃さんたちもデート楽しんでね!!」




「ありがとう…!!」




そんな話をしながら、関根さんはバッグの中から化粧ポーチを取り出して。




「やりながら話そっか!」




と笑顔で言ってくれる。
私も化粧直しの手を動かすと




「今度私とも放課後遊んでよ!!ずっと妃芽乃さんと遊んでみたかったの!!」




耳に届いた声。
一瞬、聞き間違いかと思った。




…だって、あのクラスで人気者の関根さんが私なんかを誘ってくれたんだから。
私はびっくりして固まっていたら、「だめ?」と関根さんは私の顔を覗き込んでくる。




「わ、私も遊びたい…!!」




慌てて返事を返す。
すると、関根さんは嬉しそうに笑って。




「やったー!!!じゃあ今度夜瀬くんにも話して、放課後妃芽乃さんかりようー!!」




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